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LINEみらい財団の情報モラル教材活用でネット情報の見極め進む

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 通信アプリ大手のLINEの関連団体が提供する情報モラル教材を活用したところ、インターネット上の情報の信頼性を見極める方法の認知が進むなどの効果があることが分かった。この教材は、一般社団法人のLINEみらい財団によるもの。小学校4~6年生の場合、「知っている」の割合が44・0%から74・2%へと向上していた。
 調査は昨年10月から12月にかけて実施。同財団が「GIGAワークブック」の名で提供している情報モラル教材を導入している自治体・学校で、この教材を使用したオンライン授業を行い、その前後の数値を比べた。小学校4~6年生は562人、中学校1~3年生は596人を対象とした。
 この教材は令和4年から無償提供を開始。標準版の他、活用先の自治体それぞれに合わせたカスタマイズ版がある。
 今回の調査で、「ネット上の情報の信頼性を判断する方法を知っている」について調べたところ、74・2%が「あてはまる」「ややあてはまる」と答えた。オンライン授業の前は44・0%だった。
 「災害時にネット情報の信頼性を判断する方法を知っている」は中学生に聞き、「あてはまる」「ややあてはまる」と答えた割合は45・6%から78・9%へと増えていた。

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