舞台が幕を開けるまで 演劇のつくり方、教えます
19面記事
おーちようこ著
きらびやかなライトの下、俳優たちが生き生きと躍動する舞台はとても魅力的だ。しかし、客席で見ているだけでは、その作品がどのように作られたのかは分からない。
本書は、「総合芸術」といわれる演劇ができ上がるまでの過程を、関係者へのインタビューを通して紹介する。
まずは、「舞台が幕を開けるまで」の流れをイラストで示し、「企画を立案する」(オリジナルの脚本を書く、あるいは原作から上演台本を書く)、「脚本・演出の決定」「公演の宣伝・チケット販売」「稽古開始」などの流れを紹介する。次に脚本家や舞台監督、照明・音響担当者らに仕事の内容や選んだ理由、やりがいなどを尋ねた。
演劇に興味を持っている人たちの入門書になる一冊。
(2200円 大修館書店)
(TEL03・3868・2651)