特別支援級の児童・生徒数 10年で1割増加 都教委が試算
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都内公立小・中学校の特別支援学級に在籍する児童・生徒数は、今後10年で1割増加すると想定されることが東京都教委の試算で分かった。知的障害特別支援学校でも同様に在籍者は1割増えるとみられる。都教委では特別支援学校の増改築などを進める方針だ。
特別支援教育の次期実施計画の作成にあたって調べた。特別支援学級に在籍する児童・生徒数は令和6年度、知的障害が1万2918人、情緒障害が3万2605人の計5万1650人。特別支援学校の児童・生徒は1万4670人で、知的障害が1万1494人、肢体不自由が2150人、聴覚障害603人、病弱231人、視覚障害192人となっている。
推計によると、令和16年度には特別支援学級の在籍児童・生徒数は5万8854人、特別支援学校は1万6253人にまで増える見込みだ。都教委では今後、特別支援学校4校を新設、9校を増改築し、施設整備を進めていく予定だ。