教育現場のさらなる進化を目指す 教育DX推進フォーラム開催
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日本情報化振興会
日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)は、2月27日(木)、28日(金)に国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で「教育DX推進フォーラム」を開催した。23年度まで「教育の情報化推進フォーラム」だったが、24年度から「教育DX推進フォーラム」に名称を変更。今回のテーマは「教育DXで実現するみらいの教育」
基調講演では、文科省初等中等教育局学校情報基盤・教材課長の寺島史朗氏が登壇。ICT教育の実践事例を募集する「ICT夢コンテスト」の表彰式では、優秀事例の発表、大学教授や企業によるセミナー・講演が実施されるなど教育DXにまつわる催しとなった。
2日目の最後には、総括パネルディスカッションを実施。コーディネーターは同会の山西潤一会長が務め、パネリストに寺島氏、つくば市立みどりの学園義務教育学校の中村めぐみ教頭、加賀市教委事務局局次長兼学校指導課の北市康徳課長が登壇。
みどりの学園は、最先端の先進的なICT教育によるAIやVRなどを活用したSTEM教育について紹介。加賀市は、小中一貫でプログラミングやテクノロジーを学び、地域課題を解決する「加賀STEAMプロジェクト」を紹介した。
2つの事例を通して、寺島氏は、教育DXを実現する際、壁にぶつかるときがある。先人たちの知恵を共有しながら壁を突破してほしいと話した。山西氏は、ビジョンを掲げて共有しながら、さまざまな関係者と連携し、子どもたちの未来をつくると述べ、パネルディスカッションを締めくくった。
日本教育情報化振興会 山西潤一会長