永田祐己栄養教諭が最優秀賞 「生成AI」関連論文の応募も
4面記事受賞者と審査員の集合写真
東京書籍
東京書籍(株)(東京都北区、渡辺能理夫代表取締役社長)と(公財)中央教育研究所(東京都北区、市川伸一理事長)は、第40回東書教育賞の受賞者を発表した。
東書教育賞は、教育現場の地道な実践活動に光を当て、優れた指導法を教育現場に広めることを目的に、1984年の東京書籍創立75周年を記念して設立された。
テーマは、「未来を担う子どもと共に歩む確かな教育実践」。第40回となる本年度は、全国の小中学校の教員や教育関係者から154編の応募があった。
審査の結果、小学校部門では、優秀賞3編・特別記念賞1編・奨励賞4編が、中学校部門では、最優秀賞1編・優秀賞1編・特別記念賞2編・奨励賞3編が選ばれた。今回、第40回を記念して「特別記念賞」を設けた。
中学校部門の最優秀賞は、岡崎市立福岡中学校の永田祐己栄養教諭の『集団での給食活動における個別最適な栄養摂取を目指した取組』が受賞。栄養教諭の応募論文が最優秀賞に選ばれたのは初めてだ。
小学校部門の優秀賞は、坂井市立平章小学校の川端康誉教諭の『地域との協働によるエージェンシーの育成』、豊橋市立富士見小学校の水流卓哉教諭の『自治的、自発的な学級文化の創造~3つの学級活動を柱として~』、高槻市立樫田小学校の西村大樹校長の『防災宿泊行事を通して、学校・地域の活力を高める』の3名が受賞した。
また、今回初めてタイトルに「生成AI」を含む応募論文があり、学校現場の課題に生成AIを活用し対応する意識の高まりが見えた。
贈呈式は、1月25日、東京書籍本社で開催され、式には小学校・中学校の各部門の受賞者が参加し、賞状や副賞が贈呈された。
受賞論文は、論文集としてまとめ、全国の学校・教育機関等に配付する予定だ。