文科省は30日、中央教育審議会の教育課程企画特別部会の初会合を開いた。学習指導要領の改訂について審議する。主査に千葉大学の貞広斎子教授が就任した。京都大学大学院の石井英真准教授は「改訂のときは新しいことや変化に目が行きがちだが、現行学習指導要領の趣旨を再確認していくことも必要だ」と指摘。その上で、学習内容の重点化・構造化を進めていき、日常的に使えるものにしていく必要があると訴えた。