一刀両断 実践者の視点から【第629回】
NEWSトランプ大統領の就任
発言に責任を持つ事が人として求められる誠意と教え、教えられてきたが、何を言ってもいいし、言っても処罰されないような風潮がSNSで強まっている。
国内では兵庫県議の自死など恐怖心を煽り命をも奪う蛮行が今だに放任されている。
国外となるとトランプ大統領による大統領令に日本をはじめ多くの国が関税などの動きを注目している。
経済が動くと教育への影響は大きい。もちろん家庭経済、税金収入など学校は多くの税金で運営されているのだから、現状のままでは済まないことになる。
ニュースの中で日本消滅の話があった。死亡人口よりも生誕人口が増えない限り消滅するというのだ。確かに児童生徒数は減り続けており歯止めが効かない。
反面高齢社会となり、医療費や年金などで若者世代に依存する仕組みは先が見えている。円の価値が弱くなり米国ファーストのなすがままになって来ている。
気になるのは石破氏とトランプ氏が同じ宗教を持っているという視点である。日本では宗教を歴史として教える為に宗教観は弱い。
この二人が共通の教えを持っているという点は、これからのさまざまな判断や行動に理解を得られる可能性を期待できる。
本日は経済界で講話を担当する。このところこうした依頼が増えている。経済が教育に未来を求めている事は間違いない。全ては人により人の振る舞いで動いている。人を育てる教育がされていないように思えてならない。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)