日本最大の教育専門全国紙・日本教育新聞がお届けする教育ニュースサイトです。

教員採用試験倍率過去最低の3・2倍 文科省集計

NEWS

Topics

 昨年度実施の教員採用試験の倍率は3・2倍で、過去最低を記録したことが26日、文科省の集計で分かった。既卒の受験者が減少傾向である一方、採用者数が過去最多水準となっていることが影響しているとみられる。受験者確保に向けては、働き方改革・処遇改善と、教職の魅力向上が急務だ。
 全体競争率は、前年より0・2ポイント減少。小学校は2・2倍(同0・1ポイント減)、中学校は4・0倍(同0・3ポイント減)、高校は4・3倍(同0・6ポイント減)だった。特別支援学校は2・2倍(同0・1ポイント減)だった。
受験者数は小・中・高全てで減少した。特に、臨時的任用教員や非常勤講師として働きながら採用試験に臨む既卒の受験者が顕著で、小学校で2273人、中学校で1956人も減少した。
一方、民間企業などの勤務経験がある採用者は4・5%で、前年度より0・5ポイント増加した。

Topics

連載