大学入試の個別学力検査は「2月1日から」の徹底を 文科省が通知
NEWS 文科省は24日、大学入試の個別学力検査の日程は「2月1日以降」を順守するよう、全国の国公私立大学に通知を出した。一部私大が期日よりも早く選抜を実施していることを受けた。通知では大学入学者選抜実施要項で定める試験期日は「順守がまず何より重要」と強調している。
実施要項では、一般選抜だけでなく、総合型選抜、学校推薦型選抜であっても個別学力検査は「2月1日から3月25日まで」に実施することとしている。国公私立大学や高校の関係者らでつくる協議会での合意をもとに、文科省が周知していた。
通知では、期日より前の実施が散見されることに対する高校教育関係者からの「安易な進路選択につながる」「高校教育における学びの継続性や教育課程に影響を与えかねない」といった懸念の声を掲載。その上で大学関係者らに対し、高校教育を阻害しないよう、配慮を求めた。