生成AI、学習指導要領に沿った活用を 文科省がガイドライン案
NEWS 文科省は12月20日、生成AIのガイドラインの案を公表した。概要版の作成・公表も進めている。11月26日に示した素案から、学習指導要領を踏まえた活用を求めることや、生成AIは「参考の一つ」「最適解とは限らない」ことに留意することも明記した。
素案と比較し、生成AIで簡単に答えが出ない授業や試験づくりを求めることの他、生成AIによる製作物の著作権の説明なども新たに盛り込んだ。
情報活用能力について、学習指導要領総則編に合わせて記述。「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力等」「学びに向かう力、人間性等」について整理した。
小学校での活用について、素案では「児童に直接利活用させることには慎重な対応を取る必要がある」としていたが、今回は「小学校段階の児童が直接利活用することについては、発達の段階等を踏まえたより慎重な見極めが必要である」と改めた。