澤田聖士・大町侑平監修／さいとうかおりイラスト

　世の中には、多種多様な仕事があるが、全ては誰かが起業をしたことから始まっている。本書は会社を立ち上げるのに必要な「起業家精神（アントレプレナーシップ）」と経営の具体策を子どもが理解できるように分かりやすくまとめたものだ。テーマはあくまで「起業」だが、本書で語られる内容は、子どもが自分のこれからの生き方・在り方を考える上で参考になる内容が多い。
　例えば、ものを見るときには、「鳥の目」「コウモリの目」「魚の目」「虫の目」が必要と指摘する。
　また、何を始めるにしても、一定の規模になれば、仲間（チーム）が必要となり、組織を束ねる力も求められるようになることやチャレンジの大切さを強調している。
　（１６５０円　マイクロマガジン社）
　（Tel０３・３２０６・１６４１）