AI活用で採点業務の負担軽減 カンニング防止機能も備えたeラーニングシステム
13面記事learningBOX
learningBOX(株)は「世界の誰もが、いつでも、どこでも、自由に学べる未来を創る」を指針に2012年、兵庫県たつの市で設立。主力サービスのeラーニングシステム「learningBOX」は直感的に操作ができ、プログラミングの知識がなくても使いやすいと学校での利用も目立つ。インターフェースは18カ国の言語に対応しており、外国籍の生徒のサポートにもつながる。多言語対応の詳細は左記二次元コードを参照。
試験・検定での運用については、問題作成、受験申し込み、受験者管理、成績管理、認定証発行、試験販売などサポート機能がそろっている。2024年6月末からCBTやIBTなどのオンライン試験のカンニングやなりすまし受験の問題にも対応。ブラウザ監視機能では顔認証や試験中の写真撮影、不正の疑いありと判断する挙動なども詳細に設定できる。時間のかかる採点業務にはAIアシスト「レポート分析」がひと役買う。AIが生徒の解答を分析し、模範解答との類似度を提示する。フィードバックコメントも自動的に作成されるため、採点者の作業時間を軽減できる。
昨今の通信制高校の生徒数増加に伴い、本年度春に通信制高校向けの機能を拡充し、システム上での観点別評価を可能にした。ABC評価や得点を校務支援システムとAPI連携することで、生徒名簿、通信簿、出席簿などが自動的に評価へ反映。導入校では提出物の郵送の手間や時間、コスト削減を実現している。
遠隔地の学習にも適した本製品、家庭学習・校外学習などでも効果が期待できる。
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