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仮想空間で模擬試験 ベネッセ 高校生向けに

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 ベネッセコーポレーションは25日、高校生を対象にしたメタバース(仮想空間)の活用を始め、模擬試験の試験会場を設けると発表した。コミュニケーションルームもつくり、受験者同士がチャットや音声で情報交換できるようにする。
 少子化に加え、一般入試の受験者の減少で、同じ進路を目指す生徒が出会う機会が減っている。同社によると、住む地域や学校にかかわらず、生徒がつながり、自分のペースで模擬試験を受験できるようにすることを目指した。
 模擬試験はマーク式の場合、オンラインで受験する。記述式の場合はダウンロードした解答用紙に手書きで答えを記入し、スマートフォンやタブレットで撮影した答案を画像データとして提出する。マーク式は受験直後に、記述式は1~2週間で採点結果が返却される。
 メタバースは日本最大級のプラットフォーム「cluster」を利用。生徒は自分の分身であるアバターを操作し、試験会場やコミュニケーションルームに移動してサービスを受ける。同社では今後もメタバース上のサービスを追加していくという。

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