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現役エンジニアが講師に IT企業が自治体と連携してプログラミング教室を開催

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企画特集

エンジニア講師の指導のもとロボットが動くようプログラムを組む生徒

DONUTS

 業務支援システム「ジョブカン」やライブ配信アプリ「ミクチャ」などを提供する(株)DONUTS(東京都渋谷区)は、千葉県いすみ市との包括連携協定のもと、8月26日~28日の3日間にわたり、いすみ市立大原中学校でプログラミング教室を開催した。
 同社は「DX人材の育成」「部活動の地域移行」といった学校現場における喫緊の課題解決のサポートを将来的な展開として検討する中で、いすみ市教育委員会とともに夏休み中の中学生を対象としたプログラミング教室を開催するに至った。
 希望生徒を対象としたプログラミング教室は、同社の現役エンジニア社員が講師を務め、1日目と2日目は「セキュリティ講座」や「プログラミング概要講座」で基礎を学び、最終日には前日までに学んだことの成果として、生徒自身がプログラミングした「ラインレースロボット」を実際に走らせる内容であった。
 当日参加した生徒は12名。ほとんどの生徒が本格的なプログラミング言語に初めて触れる機会であったが、ロボットが動くよう生徒自身でプログラムを組み、動きを見ながら試行錯誤を重ね、講師陣のサポートのもと課題のコースを走り切ることができたという。
 同社は今後も学生向けのプログラミング教室を始め、いすみ市の課題解決に向けたサポートを継続していく。プログラミングといった専門的な技術は、学校現場での十分な指導が難しい実情がある。こういった外部企業のサポートによってデジタル人材の育成が進むことに期待したい。

 問い合わせ=株式会社DONUTS https://www.donuts.ne.jp/

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