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茨城大でも「地域教員希望枠」 茨城県の教採は「特別枠」で受験可能に

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都道府県教委

 茨城大学は、現在の高校2年生が受験する令和8年度入試から教育学部に総合型選抜を導入し、「地域教員希望枠」を設けると発表した。入学後、地域課題に対応した教育プログラムを受講し、修了すると茨城県の教員採用試験を特別枠で受験できるようにする。県内で教職に就く意欲がある人を集め、県教委と連携して質の高い教員を養成する。
 地域教員希望枠は総合型選抜で学生を集める。教育実践科学コース、教科教育コース(英語、理科、技術専修)と特別支援教育コースに設ける。総合型選抜は

 (1)茨城県採用の教員になる強い意欲がある
 (2)評定平均3・5以上

 ―の二つを出願要件とした。プレゼンテーションや口述試験、面接などで選抜する。
 教育プログラムは、学校現場が抱える教育課題への対応力を身につけることを目的に実施する。
 教育実践科学コースの「いじめ・不登校対応と子どもの居場所創設プログラム」では、校内教育支援センターでの実習などを通じて実践的な生徒指導力を育てる。
 特別支援教育コースの「特別支援教育プログラム」では、アセスメントや教材開発、指導方法などを、演習を通じて学ぶ。通級指導教室などでのインターンシップも予定しているという。

都道府県教委

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