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キングレコードが童謡文化賞受賞

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 一般社団法人日本童謡協会は、7月1日、東京ガーデンパレスで第53回日本童謡賞および2024年童謡文化賞の贈呈式を開催した。鈴木三重吉氏による童話と童謡の児童雑誌「赤い鳥」の創刊日が7月1日であることにちなんで、毎年この時期に式を開催している。
 今年度の日本童謡賞は該当なしだったが、新人賞にうたかいずみさんの「うたかいずみ童謡詩集『あしたの木』」が選ばれた。うたかさんの天性の優しさと子どもへの深い愛情が満ち溢れているとして評価された。特別賞には、有限会社ナカダ音楽事務所、ダ・カーポ、令和じゃんけんぽんの3団体が受賞。受賞の挨拶では、歌も披露され、日本童謡賞らしい表彰式となった。そして、奨励賞はあべこうぞうさんとたけうちこうさんの2名に贈られた。
 童謡文化賞は、「教育と文化を通じて人づくり」を企業理念とする東京書籍(株)が協賛し、日本の貴重な文化所産である「童謡」の普及発展に寄与する目的で創設された。
 第22回となる今年度はキングレコード(株)が受賞した。贈呈理由として、1931年に創業、1936年には子ども向け8インチ盤の新譜「ふたあつ」で注目を浴び、童謡レコード黄金時代を迎える端緒となったことや戦時中、戦後そして平成、令和においても長きにわたる活動、童謡創作への意欲と業績を称えた。表彰式には、キングレコードの渡辺有賀さんが出席し、受賞の御礼と喜びを語った。
 また、2019年同協会の設立50周年を記念し創設された童謡作詩・作曲コンクール「ふたば賞」の入選発表式も実施した。
 作曲部門では、中野さとみさん、佐々木耀太郎さん、山本佳奈さんの3名が選ばれ、作詞部門は「きみ」を作詞した毎床玲音さん、「すきなおと」・鹿田正子さん、「砂浜」・堀越そのえさんが受賞した。

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