近中大阪大会を開催 VUCAの時代の改革
4面記事杉本会長が開会式であいさつ
第75回近畿中学校長会研究協議会大阪大会が、6月21日、大阪市内で開催。約1200人が参加した。大会主題は「新たな時代を切り拓き、よりよい社会を形成していく人を育てる中学校教育」~自分のよさや可能性を最大限に発揮し、他者と協働しながら価値の創造に挑む力を育む~。全体会や記念講演、分科会などが行われた。
開会式であいさつした、近畿中学校長会会長の杉本英雄・泉佐野市立新池中学校長は、「天下の台所と言われる大阪に集まった皆様がここで交流して、その成果が近畿全体に広がることを期待しています」と話した。
来賓祝辞で、水野達朗・大阪府教育長は、「これまでも、大阪府では子どもたちが、チャレンジしていく環境をつくってきた。不登校の児童生徒が増えている現状にあって、学校を多様な学びの場にしていきたい」と訴えた。同じく、祝辞を述べた青海正・全日本中学校長会会長は、「予測困難な時代でも、学校からの改革を進めていかなくてはならない」と。
「夢を持ち挑戦できる環境が人を育てる」と題して記念講演を行った、北京オリンピックリレー銀メダリストの朝原宣治氏は、組織を運営していく上で、「マインドセット(固定観念)を変える環境をつくることが大切」、「バトンをつなぐということは、信頼関係を構築していくこと」であると話した。