日本最大の教育専門全国紙・日本教育新聞がお届けする教育ニュースサイトです。

「SNSで勉強」、日本に多く 4カ国の高校生を比較

NEWS

社会教育団体・青少年団体

 高校生を対象とした国際比較調査で、動画サイトを含むSNSの利用目的について尋ねたところ、日本は「勉強に関する情報の収集」を挙げた割合が46・1%で4カ国中最も高かったことが2日、青少年教育振興機構の集計で分かった。「勉強」を挙げた割合は中国が45・1%、米国が34・5%、韓国が22・0%だった。
 昨年9月から今年1月まで、各国の関連機関の協力を得て実施。書面アンケートまたは、インターネットで回答を求めた。有効回答数は1508人(韓国)~7750人(中国)。学年が偏らないように対象者を選定している。
 「主に使っているSNS」を尋ねた設問で、「SNSを使っていない」と答えた割合は日本が1・1%、米国が3・4%、中国が9・9%、韓国が0・1%で、各国ともほとんどの高校生が何らかのSNSを利用していた。
 利用率が高かったSNSは、日本はLINE(96・6%)、米国と韓国はインスタグラム(米85・6%、韓79・8%)、中国はWeChat(82・4%)だった。
 利用目的で多かった回答は、日本と米国が「ゲームや音楽などの娯楽」(日86・2%、米80・2%)、中国と韓国が「リアルな友達や知り合いとのコミュニケーション」(中71・8%、韓64・4%)だった。

社会教育団体・青少年団体

連載