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千葉県の教員、199人不足

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都道府県教委

 千葉県内の公立学校では、今年5月の時点で教員199人が未配置の深刻な状況になっている。高校と特別支援学校では昨年の2倍以上に悪化。県教委はSNSなどを活用し、人材確保に取り組むとしている。
 未配置数は今年5月1日時点で集計した。県教委の担当者によると、このうち、小学校は89人(昨年同時期123人)、中学校は20人(同43人)、義務教育学校は3人(同1人)、高校は22人(同9人)特別支援学校が65人(同27人)。総数では昨年度より4人減った。
 小・中学校では採用者数を増やすことで昨年度よりは欠員数が減少。ただ、2倍以上の欠員が出た特別支援学校では、児童・生徒数の増加に、教員の配置が追い付かなかった。高校では、必要な講師を確保できなかったという。
 欠員が深刻ではあるが、担当者は「担任の先生がいない状況はない」と話す。ただ、今後、年度末にかけて増加が想定されることから、SNSやホームページで周知し講師人材の確保に力を入れる。転職フェアに出展し、転職を考えている人にアピールもしていくという。

都道府県教委

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