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卒業単位74より多く 普通科の66%で

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文部科学省

 文科省が令和5年度の高校の教育課程実施状況調査の結果を公表した。卒業に必要な修得単位数を、最低基準の74単位を超えて設定している高校は全日制普通科で65・9%と、前回調査の平成27年度より9・6ポイント減った。
 学科別では、専門学科は72・6%(同7・4ポイント減)、総合学科は46・3%(3・7ポイント増)だった。
 5年度入学生の週当たりの授業時数も調べた。「30~32単位」が最も多く、普通科で72・4%、専門学科で73・8%、総合学科で79・5%だった。33時間以上の学校も普通科では24・2%あった(いずれも全日制)。
 調査では全日制課程での科目の開設状況も調べている。新設科目で必履修の「情報Ⅰ」は1年次が71・2%、2年次が24・8%、3年次が4・9%だった。また新設教科の理数については、「理数探究基礎」は1年次の1・8%、「理数探究」は2年次の3・1%が最も高いなど、開設数が多くないことが分かった。
 同調査は今回から抽出で実施し、1240校を対象にした。

文部科学省

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