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「自分に満足」、日本は低いが上昇

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 13~29歳を対象とした国際比較調査で、日本は「自分自身に満足している」と答えた割合が5年前より増えたことが21日閣議決定の「こども白書」で分かった。他の4カ国よりも満足度そのものは低かったが、5年前と比べると各国は低下または横ばいだったが、日本だけが増えていた。
 「こども白書」は、「こども基本法」に基づくもので、今回が初めての策定となる。こども家庭庁をはじめとした関係省庁による施策の実施状況をまとめた他、内閣府が所管してきた国際比較調査の結果などを収録している。
 今回の国際比較調査は昨年11月から12月にかけてインターネット経由で行った。米国、ドイツ、フランス、スウェーデンの4カ国とともにそれぞれ1026~1089件の回答を分析した。
 調査項目のうち、「私は、自分自身に満足している」で日本は、「そう思う」が16・9%、「どちらかといえばそう思う」が40・5%、「どちらかといえばそう思わない」が25・4%、「そう思わない」が17・2%だった。
 「そう思わない」を1点、「そう思う」を4点として各国の回答を集計し、5年前と比べると、日本は2点台前半から2点台後半へと伸びていた。
 米国は3点台前半から2点台後半へと下げていた。ドイツ、フランスも低下が確認でき、スウェーデンは横ばいだった。それでも今回の調査で日本は前回に続いて5カ国中最低だった。

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