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特別企画展「慰問 銃後からのおくりもの」開催

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企画特集

紙芝居「母は漫才師」昭和16年(1941)

昭和館

 昭和館(東京都・千代田区)は、国民が経験した戦中・戦後の生活上の労苦についての歴史的資料・情報を収集、保存、展示し、次世代の人々にその労苦を知る機会を提供する国立の施設だ。同館は7月20日より特別企画展「慰問 銃後からのおくりもの」を開催する。
 戦時中、故郷を離れて戦地に立つ兵士たちに対し、慰問品を送ることが「銃後のつとめ」の一つとして奨励され、手紙や嗜好品、娯楽品などが送られた。
 今回の特別企画展では、戦地に送られた手紙や物品、慰問団の活動、戦中の慰問についての展示を通して、銃後を支えた人々へ思いをはせる。
 同展の開催期間中は、グリーティングカードを作るワークショップや担当者による展示解説、映画の上映会などのイベントが催される。
 国際情勢が不安定な今、本企画は戦争と市民の関わりを見つめ直す機会となるだろう。
 会期は7月20日(土)から9月8日(日)まで。入場無料。ただし常設展示室のみ有料(高校生以上)。

 問い合わせ=昭和館 電話03・3222・2577(10時~17時30分、入館は17時まで)
 ホームページ https://www.showakan.go.jp/

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