表彰校とコーディネーターによるパネルディスカッションで取り組みが総括された

パナソニック教育財団

　(公財)パナソニック教育財団（東京都港区・小野元之理事長）は５月２４日、今年度の第５０回実践研究助成の「贈呈式」と「スタートアップセミナー」を開催した。
　同財団による研究助成制度は、学力・人間力向上などの教育課題の改善に、ICTを効果的に活用して取り組む実践的研究を対象に行なわれている。１年間の研究を対象とする一般部門と、２年間の継続研究に対し助成する特別研究指定校部門がある。
　今年度の「特別研究指定校」には、国立大学法人大阪教育大学附属天王寺小学校、つくば市立みどりの学園　義務教育学校、(学)日本福祉大学付属高等学校の３校が選ばれた。
　贈呈式では財団・小野理事長による挨拶、盛山文部科学大臣祝辞の後、文部科学省初等中等教育局学校情報基盤・教材課長の寺島史朗氏による講演が行われた。引き続き助成先となった各校・団体に奨励状が授与され、選考委員長である東京工業大学名誉教授・赤堀侃司氏から励ましの言葉が送られた。その後、前年度一般助成の表彰校らによるパネルディスカッションも行われた。
　また「スタートアップセミナー」と題された第２部では、助成先校と大学の研究者で構成される専門委員らが各会場に分かれて実践研究について協議する「グループディスカッション」も行なわれた。
　各助成対象校・団体は今後、具体的な実践研究を進めていく。

　問い合わせ先＝(公財)パナソニック教育財団　電話０３・５５２１・６１００
　ホームページ＝https://www.pef.or.jp/