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一刀両断 実践者の視点から【第497回】

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大阪府立校の校長公募

 大阪府立学校の校長を公募するという。学校という社会のリーダーとして経営が出来る人物が集まりそのミッションをやり切れるだろうか。
 仮に一年持たずに辞められた場合、大きな混乱を招く事になる。校長となると教員免許は必要とはしないから民間人が多く応募することになるだろう。
 適任者を選べるか。教育界しか経験のないものにはかなり困難になる。
 どのような視点でどのように資質や力量を判断するのか。可能なら教師経験面接官と民間人面接官の両面からじっくりと対応力や判断力を見定める必要がある。
 これまで起きた事件事故などで、共にいかに教員を励まし力を引き出すかに手腕が問われる。口先だけでなく、一度志願者全員と行軍などして本質を見極めてはどうだろうか。
 履歴書と面接での判断や選考ではかなり困難に私には思える。大阪府教委の奮闘を期待し応援したい。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

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