星野良一　詩・ながしまよいち　絵

　ジュニアポエムシリーズは、５０年の歴史があり、過去の作品は教科書などに掲載されてきた。
　本書は、子どもたちをクスリと笑わせ、そっと寄り添うような詩集を目指してまとめたという。
　例えば、「ともだち」という詩。
　好きなアニメが同じで友達になった二人。「きみ」といると楽しい、もっと知りたいと思った。ある日、「ぼく」は「きみ」の嫌なところを発見してしまう。それが気になって友達じゃなくなる日のことを考えたが、「きみ」も実は「ぼく」の嫌なところを知っているかもしれないと思い、そのまま一緒にいることにした―という内容だ。
　心温まる３７編の詩を掲載。
　（１７６０円　銀の鈴社）
　（Tel０４６７・６１・１９３０）