きょうはおやすみします がっこうのてんこちゃん
12面記事ほそかわてんてん 作
主人公はコトブキ小学校のてんこちゃん。緊張したり、不安になったりすると頭の中に「どうしようオバケ」が現れる。
ある日、てんこちゃんは熱が出て学校を休んだ。でも熱があると分かる前から学校に行きたくないと思った。 それからしばらくたったある朝、また「学校に行きたくない」という気持ちになり、勇気を出して両親に言うと、2人も学校に行きたくないときがあったよ、と思いがけないことを言われる。そしてお父さんは会社を休んで、遊びに連れて行ってくれた。
ある時、授業でみんなと火鉢を囲んで話をしていると、他の子たちも学校に行きたくない日があるという話になり、自分だけではないことにホッとする。子どもの心に寄り添うお話。(小学校低学年から)
(1320円 福音館書店 TEL03・3942・2066)