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一刀両断 実践者の視点から【第470回】

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論説・コラム

 《港区教委と村上財団が海外修学旅行で連携協定》という見出しの記事に感嘆した。
 昨年からのご縁で保護者、教職、スクールカウンセラーなどを広範囲に集めての講演会を担当させて頂いた。終了後に個人相談に並ばれた保護者の列が長く続いた。困り感にフィットして講演会を開催し、提案を即取り入れるスピード感と柔軟さには勢いを感じる。こうした事に感化されて青森県教委へも呼ばれて不登校対応の話が出来た。
 そして今年も港区、青森県と対象を変えての講話依頼が来ている。
 学ぶべきはそのスピード感と企画力である。行政や学校の組織に長く居るとこのスピード感が鈍り、二番煎じになる事が多い。両自治体に共通しているのはリーダーのフットワークの速さである。
 新たな事には波風が立ちやすいが、それを承知で必要ならやると決めて動くのが事をなす基本である。見習いたいものである。
 今後の展開に目を離せない。よって自らの支援も全力でさせて頂きたい。意気に感じて人は動くものである。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

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