エビフライのしっぽたべようクラブ
16面記事平田昌広 作
平田景 絵
主人公のともちゃんは、さくさくで香ばしくて、スナック菓子みたいなエビフライのしっぽが大好き。
給食の時間に「エビフライはしっぽが一番おいしい」と言うと、隣の席の子に、ともちゃんはなぜ、しっぽも食べるの? と驚かれた。
しっぽを食べないなんて信じられない。でも、他の子に聞いても食べないと言う。そして仲良しの友達にも笑われてしまう。
エビフライのしっぽを食べるのはそんなにおかしいことなのだろうか。
家でその出来事を話すと、エビフライのしっぽのおいしさを伝えればいいと言われる。考えたともちゃんは、「エビフライのしっぽたべようクラブ」をつくり、会員を募って…。他者を認めることを自然と教えてくれる物語。(小学校低学年から)
(1430円 文研出版 Tel03・3814・5187)