学校施設の高断熱化に 高性能樹脂内窓「メルツエンサッシ」 高性能フェノールフォーム断熱材「フェノバボード」
11面記事リフォジュール
老朽化した学校施設の改修では、省エネや環境に配慮し、高断熱化を図ることが求められている。特に体育館・屋内運動場については、「教育環境の改善、および避難所としての機能強化」「過大な能力の空調機の設置や過大な光熱費の支出を避ける」といった観点から、空調設置と併せて断熱性も確保するための工事を実施するよう求められている。
こうした中、断熱性・遮音性に優れた高性能プラスチック断熱窓として、学校施設を含む多くの公共施設で採用されているのが「メルツエンサッシ」内窓だ。同製品は30年以上の使用実績を持ち、サッシ枠の樹脂には高耐久性をもたらす特殊配合の樹脂を採用するなど、建物を長期間維持するためのさまざまな設計の工夫がなされている。部材を組み合わせることで学校の教室や廊下の連窓・段窓にも柔軟に対応でき、工期の短縮にもつながる。また、部材点数も非常に少ないため、補修が容易で交換コストも低減。樹脂には有害物質を含んでおらず、学校施設でも安心して使える素材になっている。
もう一つは、熱伝導率0・019W/(m・K)で高断熱住宅でも断熱材の厚みを薄くできる「フェノバボード」だ。フェノバボードは微細な気泡に高断熱ガスを密閉することで高い断熱性能を実現しており、薄さに似合わず十分な断熱性能を保ち、厚みの制限がある部位でも余裕を持った納まりが可能となる。また、他の発泡プラスチック断熱材に比べて断熱性能の経年変化が少なく、炎を当てても燃え広がることがない。火花による燃焼試験では防火上有害な貫通孔を発生させず、安全性が高く、安心の断熱材といえる。
またシックハウス対策として、ホルムアルデヒドの発散の程度を示す基準でも最高等級のF☆☆☆☆に該当し、断熱ガスは非フロンガス(グリーンガス:同社独自のノンフロンガス)を使用しているため、オゾン層破壊、温暖化に対しても影響が少なく、メルツエンサッシ同様に学校施設で安心して使える素材となっている。
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