航空機を利用した修学旅行の実践事例発表 2023年度・第3回修学旅行研究会開催
8面記事質疑応答では発表者へさまざまな質問が飛び交った
全国修学旅行研究協会
修学旅行研究会(代表=廣渕徹志、事務局=(公財)全国修学旅行研究協会)は11月2日、横浜市立横浜吉田中学校にて「2023年度・第3回修学旅行研究会」を開催した。今回の研究会では、横浜市立の3校の中学校が航空機を利用した修学旅行の実践事例を発表した。
北海道での修学旅行を行った横浜市立釜利谷中学校の木村典明校長は、「北海道ならではの大自然やウポポイといった文化、航空機を利用することにより、搭乗時のマナーを学ぶことができ、航空機利用ならではの体験ができた」と発表した。
横浜市立舞岡中学校の岩田明正校長は、長崎の修学旅行について発表。同校は学習テーマを「平和学習」とし、平和講話や平和セレモニー、原爆資料館の見学などを中心に戦争の悲惨さについて学んだ。「航空機を利用することで時間のゆとりができた。直接現地でみることの大切さを改めて実感した」と話した。
横浜市立桂台中学校の馬場理人校長は沖縄での修学旅行について発表した。同校は、修学旅行の軸を「平和学習」であること、平和学習以外にも教育プログラムが多様にあることが実施の決め手となったという。また、他の観光地よりも比較的に観光客が少ないことなど沖縄への修学旅行のメリットを話した。
修学旅行研究会は、公立中学校の修学旅行の行き先の可能性を広げるため、航空機を利用した修学旅行の実践事例の発表会や現地研修会の企画・実施などを行っている。
問い合わせ=(公財)全国修学旅行研究協会 電話03・5275・6651