次の世代へとつなぐ、日本の領土と人々の想い 領土の学びを深める活動の一つに
11面記事展示館エントランス
領土・主権展示館
領土・主権展示館(東京・千代田区)は、我が国の領土・主権に関する事実や我が国の立場に関する正確な理解を国内外に浸透させていくための発信拠点として、2020年1月21日に虎ノ門駅の近くにリニューアルオープンした。「北方領土」「竹島」「尖閣諸島」は、いずれも、一度も他の国の領土になったことがない日本固有の領土。同館では、人々の営みや歴史を振り返りながら学ぶことができる。
社会科見学や修学旅行、事前・事後学習でも活用する学校が多く、パネル展示に加え、プロジェクションマッピングや映像、タッチパネル、タブレット操作による3Dコンテンツ、ジオラマ、音声ガイド等を利用し、各々が自由に見学を楽しめるほか、より充実した学習にするための解説付きプログラムも用意している。
校外学習向けプログラムは、領土や主権の基礎的知識を学び、それらの主なポイントを理解するポイント学習コース(60分)、領土や主権の基礎的知識を学び、それらの概要を理解する標準学習コース(90分)、領土や主権の基礎的知識を学び、それらの概要を理解するとともに、特定のテーマ(任意設定)について理解を深める充実学習コース(120分)の3種類がある。どのコースも学校の要望に沿って、見学プログラムの時間・内容は調整可能で、少人数や班別での見学もできる。
また、GIGAスクール構想により1人1台端末が支給されていることからウェブ教材の情報も集めている。
学習指導要領で「領土教育」の充実が図られている一方、児童生徒への指導は難しい。日本の領土の学びを深める活動の一つとして、この機会に、領土・主権展示館を活用してみてはいかがだろうか。
問い合わせ=領土・主権展示館 電話03・6257・3715
ホームページ https://www.cas.go.jp/jp/ryodo/tenjikan
〒100―0013 東京都千代田区霞が関3―8―1 虎の門三井ビルディング1階
開館時間10時~18時
月曜日・年末年始休館(祝日の場合は翌平日)、入館無料
調度品の展示