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戦争と平和 子どもと読みたい絵本ガイド

18面記事

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草谷 桂子 著

 本書は、「戦争」と「平和」にまつわる絵本を200冊以上紹介しており、戦争が起きる理由や起こさせないようにするための方策、戦中・戦後に起き得る出来事などを広く学べる一冊。第一章は幼児から小学校低・中学年、第二章以降は、小学校中学年から大人までの読者を想定している。
 著者は40年以上「家庭文庫」の活動を続けてきた人物。
 冒頭で「子どもの本で何ができるか」と考えたときに、自身の思いを代弁している絵本として「子どもの本で平和をつくる」を紹介する。国際児童図書館建設に尽力したイエラ・レップマンをモデルにしたもので、戦時中、絵本を読んでくれる女性と出会い、立ち上がる力を取り戻す物語だ。
 登場するさまざまな絵本をきっかけに子どもたちと考えたい。
(1650円 子どもの未来社)
(Tel03・3830・0027)

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