「若い人に教職勧める」日本、2割に満たず 民間の国際調査
3面記事 若者に教員になることを勧めたいかを世界29カ国の人に尋ねたところ、日本で「勧めたい」と回答した割合は2割にも満たないことが民間調査で分かった。最も高かったインドの4分の1程度にとどまった。教員に十分な給与が支払われていると考えているのは3割程度だった。
調査はフランスに本社を置く市場調査会社のイプソスが今年6月から7月にかけてオンラインで実施。29カ国の大人2万3248人からの回答を集計した。
自分の子どもや面識がある若い人に教員になるよう勧めたいかを尋ねたところ、日本は19%で、下から2番目だった。最高はインドの79%。次いで、マレーシアの66%、インドネシアの58%と続いた。平均は43%だった。
教員の給与は十分に支払われているかについて、日本は31%。順位は29カ国中26番目だった。この他、教員は仕事に熱心に取り組んでいると思うか尋ねる質問では下から2番目、教員が敬われていると思うかという問いでは下から5番目だった。