「ジョセフ・アルバースの授業 色と素材の実験室」開催中
10面記事「ジョセフ・アルバースの授業」展ポスター
DIC川村記念美術館
DIC川村記念美術館は、「ジョセフ・アルバースの授業 色と素材の実験室」を7月29日(土)から開催している。
同展は、画家、デザイナー、美術教師としてドイツとアメリカで活動したジョセフ・アルバース(1888―1976)の制作者/教師という両側面に迫る日本初の回顧展。
アルバースはドイツで生まれ、造形学校バウハウスで学び、後に教師となって基礎教育を担当した。同校の閉鎖後は渡米し、ブラックマウンテン・カレッジやイェール大学に勤務。戦後アメリカの重要な芸術家たちを育てた。
授業の目的を「目を開くこと」だとアルバースは述べている。彼はただ知識を教えるのではなく、学生に課題を与え、手を動かして考えることを促した。そうして答えを探究することで、色彩や素材のもつ新しい可能性を自ら発見させようとした。アルバース自身もまた、生涯にわたり探究を続けた。そこから生み出されたのが、バウハウス時代のガラス作品から、家具や食器などのデザイン、絵画シリーズ<正方形讃歌>に至る、驚くほど多様な作品群だ。
同展では、アルバースの作品を、彼の授業を捉えた写真・映像や学生による作品とともに紹介する。
【展覧会概要】
名称
「ジョセフ・アルバースの授業 色と素材の実験室」
会期
7月29日(土)~11月5日(日)
休館日は月曜日(ただし10月9日は開館し、翌10月10日(火)が休館)
会場
DIC川村記念美術館(千葉県佐倉市坂戸631)
開館時間
午前9時30分~午後5時(展覧会入場は午後4時30分まで)
※最新情報は公式サイトを確認。