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非常食の歴史と進化をテーマに 関東大震災100年企画

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企画特集

野菜たっぷりの即席ラーメンの実演

農林水産省

カップ麺・アルファ化米で栄養満点、災害時の食事を学ぶ

 農林水産省は、8月2日、関東大震災100年企画として、災害時の非常食について学ぶワークショップを同省講堂で実施した。19組54名の小学生と保護者が参加した。
 一般社団法人日本即席食品工業協会の協力のもと、料理家で栄養士の小池桂子氏が、カップ麺に野菜をたっぷり入れた「シャキシャキポテトのツナコーンラーメン」の調理を実演。赤パプリカ、カイワレ大根、サンチュも加え、ピーラーとお湯だけでできる簡単レシピだ。非常食だが、おいしさと栄養バランスにも配慮されている。小池氏は「自分でつくり、食べたことがあれば、災害がおきても上手につくれる。普段から災害に備えておくと安心できる」と話した。
 また、尾西食品(株)が紹介した「アルファ化米にトマトスープを加えた簡単リゾット」にもチャレンジした。
 子どもたちは「楽しくて、おいしかった。夏休みの課題にして、家でもチャレンジしてみたい」と感想を述べた。保護者からは、「普段の食品を少し多めに買い置きしておくローリングストックをやっているので、このレシピも挑戦してみたい」という声があった。

関東大震災時の食料事情を展示

 また、同省内の「消費者の部屋」の展示コーナーでは、7月31日~8月10日にかけて、関東大震災100年企画として、非常食の歴史と進化が紹介された。学童クラブの団体や親子連れなど多くの人々が来場し、関東大震災時の食料事情やアルファ化米の原点となる商品の実物、また現在の災害時の備蓄食品などの展示を興味深く見学していた。
 「食と農業の歴史」やクイズ形式のスタンプラリーも行われ、「戦後の日本の農業の経過がとてもよくわかる教材で、子どもたちにも非常に参考になる内容だった」という声が聞かれた。

詳細
 https://www.maff.go.jp/j/saigai/
 https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/komeko/syouhisya.html

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