「モネ、ルノワール 印象派の光」開催中
11面記事松岡美術館
松岡美術館は、「モネ、ルノワール 印象派の光」を6月20日(火)から開催している。
同館は、実業家 松岡清次郎が蒐集した美術品を公開するため、1975(昭和50)年に設立された私立美術館。
同展では、所蔵のモネ、ルノワールをはじめとするフランス印象派・新印象派コレクションを2017年以来、6年ぶりに一挙公開する。まとまっての公開は美術館再開後初めて。
1917(大正6)年、貿易商から身を起こした清次郎は東洋陶磁収集のため欧米のオークションに参加するうちに、印象派やエコール・ド・パリなど西洋画にも興味を抱き、「良いものは良い」というスタンスで自らの審美眼をたよりに作品を蒐集した。
また、通年企画として開催される「古代オリエント 創造の源」では、所蔵品の中で最も古いトルコの<横たわる女人像>をはじめとして、イラクなどの古代オリエント、ギリシアの彫像を紹介。古代オリエントの文物には、当時の人々が思い描いた理想が織り込まれ、人間が抱いてきた不変の感覚を伝える。こうした古代の造形は、後世の芸術家たちのインスピレーションを刺激し、さまざまな芸術作品が生み出された。古代以来、連綿と受け継がれてきた創造の原型を鑑賞し、古代人が思い描いた理想や現代にも通ずる人類不変の感覚に思いを馳せる機会となる展覧会だ。
会期中、「江戸の陶磁器 古伊万里展」を同時開催。
【展覧会概要】
名称
「モネ、ルノワール 印象派の光」
会期
6月20日(火)~10月9日(月・祝)
※月曜日は休館(月曜が祝日の場合は翌平日)
会場
松岡美術館(東京都港区白金台5―12―6)
開館時間
午前10時~午後5時(毎月第1金曜日は午後7時まで)
※入場は閉館の30分前まで
※会期等は変更になる場合あり。詳細は公式サイトを確認。