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海と生物の歴史や人との関わり紹介 科博、10月まで特別展

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 国立科学博物館(東京都台東区)では7月から、特別展「海―生命のみなもと―」を開催している。展示では主に、海の誕生から現在までの多様な生物や人と海の関わりを紹介する。水産資源の枯渇や海洋プラスチック汚染などといった問題を抱える海について、持続可能な活用という視点で今後の関わり方を考えるきっかけとすることが狙い。期間は10月9日まで。
 展示は第1章から第4章までの4部構成。第1章では、水の起源や海の誕生と進化、初期の生命について紹介する。化石などから海の生物の進化を知ることができる。第4章は、海との共存と未来について考えさせる展示。近年の環境変化に対応するため、科学技術の活用や一人一人の行動変容の大切さを伝える。
 同館では、平成26年と30年に「深海」をテーマに特別展を開催。今回もジオラマで再現した約40億年前の深海熱水活動域や、水深6千メートル以上の「超深海」にすむ生物を展示している。
 一般・大学生は2千円、小学生から高校生までは600円。オンラインによる日時指定予約を推奨している。
 来年の3月16日からは名古屋市科学館(名古屋市)でも開催予定。

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