「マルク・シャガール 版にしるした光の詩(うた)神奈川県立近代美術館コレクションから」開催中
4面記事世田谷美術館
世田谷美術館は「マルク・シャガール 版にしるした光の詩(うた) 神奈川県立近代美術館コレクションから」を7月1日(土)から開催している。
20世紀を代表するアーティストのひとり、マルク・シャガールは、絵画のかたわら版画制作にも熱心に取り組み、2000点以上の作品を手掛けた。本展では、神奈川県立近代美術館の望月コレクションより、さまざまな年代・技法による6つの版画集から厳選した作品約140点を紹介する。技法ごとの表現の違いや、題材や制作の背景などに注目しながら、その魅力に迫る。
宙を舞う恋人たちや花束、動物などを幻想的で色彩豊かに描く「愛の画家」として知られ、20世紀を代表するアーティストのひとりとなったマルク・シャガール(1887―1985)。帝政ロシア領のヴィテブスクにユダヤ人として生まれ、戦禍や革命に翻弄されながらモスクワやベルリン、そしてパリやニューヨークへと活動の地を移した。異邦人画家としての境遇も、作品に陰影を与え、その妙味を奥深いものにしている。
本展では1950―60年代に刊行された技法もさまざまな6つの版画集をタイトルごとに展観する。『ダフニスとクロエ』や『サーカス』などシャガール版画を代表する名作はもちろん、『馬の日記』や『悪童たち』などの知られざる逸品も一堂に展示する。
【展覧会概要】
名称
「マルク・シャガール 版にしるした光の詩(うた) 神奈川県立近代美術館コレクションから」
会期
7月1日(土)~8月27日(日)
休館日は月曜日。
ただし7月17日(月・祝)は開館、7月18日(火)は休館。
会場
世田谷美術館(東京都世田谷区砧公園1―2)
開館時間
午前10時~午後6時(展覧会入場は午後5時30分まで)
※会期等は変更になる場合あり。詳細は公式サイトを確認。