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一刀両断 実践者の視点から【第336回】

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猟奇殺人は分析を

 首を持ち去るとか、霊媒師になる為に母親を殺害し解体して食べるという猟奇的な事件が起きたようである。どちらも尋常な行動ではない事が分かる。こうしたことの出来る人物が何気ない身近に居たとなると恐ろしくなるのは私だけだろうか。
 後者の加害者はヨガのインストラクターらしいが教わったスクール生は複雑な心情だろう。さらにホテルやマンションは事故物件としてその単価は急落して敬遠される事になるからたまったものではないだろう。
 人体を切り刻む事さえも想像がつきにくいが、どのような心境で行っているのだろうか。医大生が解剖実習で吐いたりするのだから、食べるとなると人間よりも野獣の振る舞いのように思える。
 こうした犯人の生育歴や成人後の関係性を丁寧に分析しておく必要がある。単なる病気として済ませてしまえば、また、何時の日が同じ事が繰り返されてしまう。
 こうした学びはどの教科で展開出来るだろうか。世の中の様々な出来事の背景や原因その予防などをある意味、科学的に学ぶのが私が主張するモラロジー動徳なのである。詳しくはhttps://youtu.be/qMEoSFtKmzIを参照。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

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