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教科専門科目、内容精選へ 教職課程見直し免許併有促す

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中教審

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 教員の複数教科の免許状取得を促すため、中央教育審議会は12日、教職課程の見直しを議論する検討委員会の初会合を開いた。小学校高学年の教科担任制の充実などを図る。今後、各教科についてのワーキンググループ(WG)で議論し、7月中にも案を取りまとめる予定。
 中学校・高校の教職課程では、その教科の専門科目「教科の専門的事項に関する科目」を一種では最大20単位、二種では最大10単位を履修する必要がある。ただ、技術や理科といった一部の教科の場合、定められた単位以上を履修している現状がある。
 免許法施行規則では各科目で必要な履修単位を1単位以上としているが、大学では一科目を2単位に設定していることが多いためだ。検討委は特に履修単位数が多い

 ・理科
 ・技術
 ・家庭
 ・情報

 ―の4教科について、今後WGを設け議論する。

 また、学習指導要領に照らし内容を整理する。教科の専門科目では、学習指導要領で扱わない内容も学ぶことから、扱う内容を精選する。
 ただ、会合では委員から教科の専門科目で扱う内容について「学問的な系統性も踏まえて考えていく必要がある」などとする意見もあった。
 文科省は今秋にも教員免許法施行規則を改正し、大学に教職課程の見直しを促したい考えだ。

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