いぬのにっちゃん はるとなつ
16面記事あきくさあい 作絵
本書は「いぬのにっちゃん」の日々の暮らしや活動の姿を通して、身近な植物や生き物たちの知識が得られる自然観察絵本。前作では、秋と冬の植物や生き物を扱った。
長い冬が終わり、にっちゃんが家の窓を開けると、春を感じさせる空気が入り込む。家を出てみると、メジロが空を飛び、野原や林には、さまざまな花が咲き始めている。
にっちゃんは仲良しのねずみくんとタンポポやイヌノフグリで遊び、お花見のお菓子の材料としてヨモギを摘み取る。お花見当日は、ヨモギを蒸しパンにして、友達とサクラの木の下でお弁当を食べることにした。
こうした行動の合間に、180以上の植物や鳥、昆虫などが登場し、自然な形で知識が増えていくようにまとめられている。(小学校低学年から)
(1595円 パイ インターナショナル Tel03・3944・3981)