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抗ウイルス・除菌装置を横浜スタジアムに設置

9面記事

施設特集

ロッカールームに設置された「Care222(R) iシリーズ」 @YDB

ウシオ電機「Care222(R) iシリーズ」導入事例
浮遊するウイルスにも対応したピンポイント除菌で安心・安全な環境構築を可能に

 ウシオ電機(株)(代表取締役社長 内藤宏治)とプロ野球球団、横浜DeNAベイスターズを運営する(株)横浜DeNAベイスターズ(代表取締役社長 木村洋太)は2021年、22年に引き続き、今シーズンも「スタジアムヘルスケアパートナー契約」を締結。より一層の安心・安全な試合環境整備のため効果的なウイルス対策を行うことが背景だ。

確実な衛生環境維持を

 新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に引き下げられるに当たり、さまざまな場所でより高いレベルの清浄な環境を保つことが急務となっている。高機能なウイルス対策ツールが数々登場する中、照明器具のように天井など高いところに設置し、除菌したい場所をねらって目には見えない光(紫外線)を照射するだけで、さまざまなウイルスや細菌に対して効果を発揮する「Care222(R) iシリーズ」が話題となっている。光(紫外線)の照射範囲内のモノに付着するウイルスだけでなく浮遊するウイルスも同時に除菌できるのが大きな魅力。その紫外線の効果は、国内外の大学・研究機関で確認されている。
 さらに、アルコールなどの薬剤が使用できないモノや場所でも使え、スイッチ1つで自動運転できるため除菌作業の負担を減らせることから、不特定多数の人が共用する場所での衛生環境維持に適している。そのため、大学病院をはじめとする医療機関や、オフィス、商業施設、公共・教育施設にも導入が進んでいる。

自動運転で安全な環境を構築

 コロナ禍に大きな影響を受けたプロ野球の20年シーズン。横浜DeNAベイスターズでは、ウイルス対策として「Care222(R) iシリーズ」を導入した。「そもそもロッカールームは扉が2枚しかなく、換気をしようにも風通しがとても悪いのです。また、チーム内からはエビデンスがしっかりあるものを、という声がありました」と(株)横浜DeNAベイスターズチーム統括本部の西崎伸洋氏は語る。
 「コロナに関する報道が本格的に出始めたのは、沖縄県宜野湾での春季キャンプが始まった2月ですね。例年ですとその時期はインフルエンザ対策に最も気を使うのですが、球団代表たちと、今後はさらなる対策も必要になるのではと話し、早い段階でウイルス対策プロジェクトチームを作りました」
 そんな中で球団の事業部側から紹介されたのが「Care222(R) iシリーズ」。説明を聞き、設置を決めた。「選手には紫外線を活用した製品だとしっかり仕組みを説明し、納得していました。iシリーズの設置を通じて、球団が選手のことをきちんと考え、常に新しい対策を講じていることも感じてもらえたようです」
 天井への設置に当たっては、ロッカールーム全体に照射できるようにし、特に選手たちが頻繁に使うソファー周辺は十分に照射できるよう配慮。機器のスイッチを入れたその後は各種ガイドラインを元に設定した自動運転にお任せ。帰り際に再びスイッチを消せばよく、管理コストも抑えられる。
 21年からの取り組みで、横浜スタジアム内の選手が使用するロッカールームやトレーニングルーム、観客が通るコンコースやトイレ等に合わせて80台以上設置。今年度の取り組みでは横浜スタジアムを飛び出し、横浜DeNAベイスターズが運営する飲食店やファーム施設の食堂に15台が追加設置され大いに活用されている。

教員の負担を軽減し、学びを保障するため「Care222(R)iシリーズ」の導入を

 ウイルス対策に敏感であるべきなのはプロスポーツだけではない。教育業界も引き続きウイルス対策を徹底していくべきなのではないか。学校施設での「Care222(R) iシリーズ」導入状況は、現在では大学や私立学校を中心に来訪者の出入りが多い受付フロアなどに設置する事例が増え始めている。
 これからは、教員の手間を解消し、学びの場を保障していくために「Care222(R) iシリーズ」のような人の手を借りない、さらなる環境衛生機器の導入にも期待したい。


「Care222(R) iシリーズ」が導入された横浜スタジアム @YDB

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