企画展「大阪の日本画」開催
4面記事東京ステーションギャラリー
東京ステーションギャラリーは企画展「大阪の日本画」を2023年4月15日(土)から開催する。
日本の三都のひとつに数えられる大阪は、近代において、商工業都市として大きな経済力を誇った。その経済力を背景に、高い教養をもつ富裕層らが美術品を求め、それに応えるかのように北野恒富、菅楯彦、島成園といった画家たちが優れた作品を生み出し、彼らからは有能な弟子たちも育った。本展では、大阪の近代日本画の展開を6章に分けて紹介する。
妖艶で頽廃的な作風で人気を博し、「悪魔派」と揶揄された北野恒富や、大阪における女性画家の先駆者で上村松園とも並び称された島成園をはじめ、明治から昭和に至る近代大阪で活躍した50名以上の才能あふれる画家たちが集結。東京や京都の画壇の陰に隠れて、その独自性が見えづらかった大阪の日本画に関する史上初めてといえる大規模展覧会だ。
明治から昭和前期にかけて大阪で生まれた日本画に光を当て、大阪中之島美術館が長年かけて収集したコレクションと全国から集めた優品とをあわせた約150点を出品する。(会期中、展示替え有り)
※大阪中之島美術館で開催した「開館1周年記念特別展 大阪の日本画」(1/21~4/2)の巡回展。内容は一部異なる。
【展覧会概要】
名称
企画展「大阪の日本画」
会期
4月15日(土)~6月11日(日)
※休館日は月曜日(ただし、5月1日、6月5日は開館)
会場
東京ステーションギャラリー(東京都千代田区丸の内1―9―1)
開館時間
午前10時~午後6時
※金曜日は午後8時まで
※入館は閉館の30分前まで
※会期等は変更になる場合あり。詳細は公式サイトを確認。