支援学校免許所持率、上昇するが鈍化
NEWS 国公私立の特別支援学校の教員のうち、昨年5月1日の時点で特別支援学校教諭免許状や、自立教科等の教諭免許状を保有していた割合は、前年度より0・7ポイント高い87・2%だったことが文科省の集計で分かった。上昇傾向は続いているが、令和元年度の調査で3・2ポイント増となったことなどと比べると、上昇傾向は鈍化している。
新規採用教員に限ると、過去2年間にわたって、保有率は低下していた。今回の令和4年度調査では前年度より0・6ポイント多い80・9%だった。特別支援学校に在籍する児童・生徒の増加に対し、専門性を持つ教員の供給がなかなか追い付かない実態が浮かび上がっている。