大川小津波事故、関係者の声など一冊に
NEWS 東日本大震災でほとんどの児童と教職員が命を落とした宮城県石巻市立大川小学校に関する震災後の経過を追ったドキュメンタリー映画の公開に合わせ、この映画の登場人物の手記などをまとめた書籍が「子どもたちの命と生きる―大川小学校津波事故を見つめて」の名で刊行される。他の学校事故の模様も収録。今後の災害・事故に向けた教訓が詰まっている。
編著者は、専修大学の飯考行教授。飯教授は、この映画の試写会を開いて遺族の声を学生に聞かせるなどしてきた。信山社から刊行。2860円。
ドキュメンタリー映画は「生きる―大川小学校津波裁判を闘った人たち」のタイトルで18日に新宿の映画館で上映が始まり、全国へと広がっていく。上映期間は映画館によって異なる。