「ますむらひろしの銀河鉄道の夜―前編」開催中
6面記事ますむらひろし『銀河鉄道の夜・四次稿編』より (c)ますむらひろし
八王子市夢美術館
八王子市夢美術館は「ますむらひろしの銀河鉄道の夜―前編」を2023年1月28日(土)から開催している。
本展では、独特のファンタジーと猫のキャラクターで知られる漫画家ますむらひろしが、新たな研究成果を踏まえ宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を漫画化、全4巻のうち前編(1・2巻)を展観する。
宮沢賢治の数々の作品の中でもひときわ輝く謎めいた孤高の名作『銀河鉄道の夜』に、漫画界の異才ますむらひろしが挑み、大作『銀河鉄道の夜・四次稿編』が生まれた。宮沢賢治と漫画家ますむらひろし、それぞれの世界観が交錯した最新作の『銀河鉄道の夜・四次稿編』は、全4巻・約600頁からなる。本展では、そのうち既刊の第1巻・第2巻の漫画生原稿と創作資料、メモ、ラフスケッチなどを展示、ますむらひろしによる「銀河鉄道の夜」の世界を紹介する。
ますむらひろし
1952年山形県米沢市生まれ。初めて描いた漫画『霧にむせぶ夜』で1973年に第5回手塚賞準入選。同年『1975』で「月刊ガロ」に入選、1975年に同誌で『ヨネザアド物語』を発表。1976年から「月刊マンガ少年」に『アタゴオル物語』を発表し、同作は初期代表作となり長期に渡ってシリーズ化された。1997年に日本漫画家協会大賞受賞。1983年からは宮沢賢治の作品を多数漫画化し、その功績により2001年に宮沢賢治学会イーハトーブ賞を受賞。
【展覧会概要】
名称
「ますむらひろしの銀河鉄道の夜―前編」
会期
1月28日(土)~3月26日(日)
※月曜は休館
会場
八王子市夢美術館(東京都八王子市八日町8―1 ビュータワー八王子2F)
開館時間
午前10時~午後7時
※入館は閉館の30分前まで
※会期等は変更になる場合あり。詳細は公式サイトを確認。
公式サイト=https://www.yumebi.com