中教審、義務教育のあり方論点整理へ
NEWS 今後の義務教育の在り方について話し合う中央教育審議会のワーキンググループは24日、論点整理に向け議論した。多様な児童・生徒への対応などの意見や公教育のあり方について指摘があった。文科省は次回の会合に論点整理の素案を提示する予定だ。
これまで3回の会合で委員から出た意見をもとに、義務教育の意義や学びの多様性の観点から議論した。
学習院大学の秋田喜代美教授は「6年間または3年間という教育課程の中で学年ごとに教員がチームとなって子どもの能力を育てていくことは義務教育で最も大事にしたい」とした。また、学級を担任教員のカラーで染める「学級王国」から子ども自身が相談しやすい先生に相談できるような仕組みも重要だとした。