旅行会社が部活支援 地域移行への橋渡しも
1面記事 旅行大手の近畿日本ツーリスト(東京・新宿区)は1日、令和5年度から部活動支援に乗り出すと発表した。オンラインでの部活指導の他、今後の地域移行に当たって、学校と関係機関との橋渡し役も担う。
来年度から始める部活動支援事業では、まずは
・eスポーツ部
・ダンス部
・ドローン部
・ヨガ部
―を開設する。関連のサービスを展開する企業と協業し、専門の知識を持った人がオンラインで指導する。
指導者や活動場所の確保から生徒の欠席連絡窓口の設置まで、さまざまな業務を担うサービスも始める。
今春から公立中学校の部活動地域移行が始まるが、指導者や活動場所の確保、教育委員会と関係機関をつなぐ仲介役をどこが担うかなどの課題がある。
同社は昨年8月からPTA業務の委託事業を始め、行事への人材派遣や広報誌作成などを請け負ってきた。コロナ禍が続き、旅行事業に深刻な影響が出る中、同社では旅行以外の学校向けサービスを模索している。