完全給食、中学校で増 給食費は前回調査から百円以上値上げ
NEWS 文科省は1月27日、令和3年度の学校給食の調査結果を公表した。主食、おかず、牛乳を提供する「完全給食」の実施率は平成30年度の前回調査から中学校で約3ポイント上昇した。給食費の平均月額は小・中学校ともに前回から百円以上値上がりした。
調査は令和3年5月、給食を実施している全国の国公私立の小・中学校、義務教育学校、中等教育学校の前期課程、特別支援学校、夜間定時制高校を対象にした。
給食を実施しているのは2万9614校で実施率は95・6%だった。小学校で99・0%、中学校は91・5%だった。
主食、おかず、牛乳を提供する「完全給食」の実施率は、中学校が前回の86・6%から89・1%に上昇した。小学校は前回98・5%から98・7%とほぼ横ばいだった。
給食費の平均月額は、小学校4477円(前回4343円)、中学校5121円(同4941円)で、いずれも百円以上値上がりしていた。