企画展「佐伯祐三 自画像としての風景」開催中
17面記事<郵便配達夫>1928年、大阪中之島美術館
東京ステーションギャラリー
東京ステーションギャラリーは企画展「佐伯祐三 自画像としての風景」を2023年1月21日(土)から開催している。
本展は、およそ100年前に大阪、東京、パリの3つの街で短くも鮮烈な生涯を送った天才画家、佐伯祐三の東京では18年ぶりとなる本格的な回顧展。佐伯が描いた3つの街に焦点を当て、風景画だけでなく、人物画や静物画も含めた佐伯芸術の造形的な特質が、どのように形成されたのかを明らかにする。
1898年に大阪で生まれた佐伯は、25歳で東京美術学校を卒業、その年のうちにパリに向かった。最初の2年間のパリ滞在中、作品を見せたフォーヴィスムの画家ヴラマンクの「このアカデミック!」という怒声は佐伯を覚醒させ、ユトリロやゴッホらからも影響を受けて佐伯の作品は大きな変貌を遂げていく。
1927年、29歳の佐伯は1年半の一時帰国を経てパリに戻る。何かに憑かれたかのように猛烈な勢いで制作を続けるが結核が悪化、1年後、パリ郊外の病院で亡くなった。
2023年に生誕125年を迎える佐伯の生涯は、多くのドラマと伝説に彩られている。彼が生み出した作品群は、今なお強い輝きを放つ。本展では、厳選した代表作100余点を一堂に展示する。
大阪中之島美術館が所蔵する国内最大の佐伯コレクションを核に、全国の美術館と個人所蔵家から集めた多くの名品を展観する。
【展覧会概要】
名称
企画展「佐伯祐三 自画像としての風景」
会期
1月21日(土)~4月2日(日)
休館日は月曜日、ただし3月27日は開館
会場
東京ステーションギャラリー(東京都千代田区丸の内1―9―1(JR東京駅丸の内北口改札前))
開館時間
午前10時~午後6時(金曜日は午後8時)
※入館は閉館の30分前まで。
※会期等は変更になる場合あり。詳細は公式サイトを確認。
公式サイト=https://saeki2023.jp/